クイズで知ろう!浄土真宗

4 浄土真宗の念仏は、次のどれ?
イ:み仏の救いを喜び、感謝して称える
ロ:合掌の姿勢で、声を出さずに静かにみ仏を念じる
ハ:み仏に届くように一生懸命、心を込めて称える


 
念仏といえば、声に出してみ仏の名を称えるいわゆる称名念仏が一般的です。浄土真宗の念仏もこの称名念仏なのですが、ただし、自分の思いを仏に届けるために称えるのではなく、逆に、仏の願いとはたらきを聞き、その心を受け取る気持ちで称えるのが浄土真宗の念仏です。それはそのまま間違いのない救いのはたらきであることから、み仏によって救われる自分を喜び、み仏に感謝するお念仏でもあります。自分が称える南無阿弥陀仏は、「必ず救うぞ!」という仏のメッセージが声となって、自分の耳に届いていると味わうのです。その到り届いた仏の願いは、ただ「ありがとう!」と受け取るだけでよいのです。したがって答えは(イ)です。
 なお、葬儀などでは、ときどき「黙念」という言葉を聞きます。心の中で、亡き人のことを思う行為なのでしょうが、浄土真宗の葬儀や法事などでは、ぜひ声に出して、阿弥陀さまの名である南無阿弥陀仏を称えてください。
 

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