『トラディショナル ヨーガ』 塚本真理先生・小寺三恵先生
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ヨーガの意義 ヨーガの目的は心身の統合です。 まずアーサナ(ポーズ)で身体の筋緊張のバランスを整え、プラーナーヤーマ(呼吸の制御)で自律神経の領域を整え、瞑想で心を整える、非常にすぐれた身体技法です。
最近のメディアでは、美しいモデルさんが、きれいなヨガウェアを着て様々なポーズをしているシーンがとりあげられることが多いのではないでしょうか。
あれは、いわば「フィットネスヨガ」と言うべきものであって、伝統的な身体技法を扱うヨーガはまったく別物なのです。
せっかく、ナムのひろばで展開するのですから、トラディショナルヨーガでは、インドの伝統ヨーガに則したものを行います。
ヨーガの面白いところは、理論の理解だけではだめで、やはり実践あるのみなところです。
そして、宗教に関係なく、万人が享受できる優れた伝統の知恵だということ。
全く初めての方も、身体のかたい方も、そして、心身の状態がおもわしくない方にももちろん有効なのです。
心身ともに健康な状態に向かうおおきなツールです。
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私も、自分のヨーガ探索のために、タイなどに行きます。
やはり、テーラワーダ(上座仏教)の国ではとても環境が充実していて、瞑想センターやお寺に一般人がいつでもボーダーなく入って、瞑想の時間を持つことができます。
最終的に、瞑想で心をととのえ、心身を最適化させていくヨーガを行じるには素晴らしい環境といえます。
日本でもこのように一般人でもすっと自分をととのえる環境があるといいなと感じていました。
今回、ご縁でお寺でのヨーガの時間をもたせていただくことになり、ゆくゆくはご本堂などでみんなが自由に座らせて瞑想させていただける環境つくりの第一歩になればいいなと望んでいます。
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――小寺先生とヨガの出会いを教えてください。
小寺三恵先生 仕事の激務で疲労困憊していた時に、PRANAVA
YOGAに出合いました。
PRANAVA
YOGAを通して奥の深い古典の伝統的ヨーガに触れ、その素晴らしさを周囲の方々にも体験してほしくて、ヨーガをお伝えすることを少しずつ始めました。
仕事を辞めた今は、ヨーガをお伝えしながらリラクゼーションケア、そして時々パンの売り子。普段は、大阪の南河内で山を見ながら生活しています。
塚本真理先生プロフィール クライミングの故障をコンディショニングするためにヨーガを始めました。 |